この1つ前のブログ半年間の反省の後に
職人向けブログが60記事を超えたので、初めてに方向けに「オーダー結婚指輪を作る職人向けブログについて」という記事を書きました。
どうして職人向けにしたかはそこにまとめて書いてあります。
宝飾店なら仕事の合間にブログの投稿というのも(今ならインスタグラムなども)仕事の一つだと思います。
自分も会社員の時はホームページ内の事例のページに加工したジュエリーの写真を撮ってデザインや加工工程の説明、お客様の声などを書いてホームページに投稿していました。
ただ、出来上がりが以前の投稿と同じようなデザインや加工内容の場合は自然と内容も似てくるのでだんだん書くことがなくなっていき、文章も短くなっていきました。
指輪のページ、事例ページと違い、ブログは指輪の賢い選び方やお悩み解決、宝石の歴史や品質の説から食べた物やイベント、日常の話など自分で題材を選んで自由に書くことができます。
この半年間でこの職人ブログだけで約19万字、文庫本2冊分くらいの文章を書いたことで短時間でたくさんの文章を書く方法を思いついたのでまとめてみました。
どうしてHPの更新が必要か
ホームページは作って終わりではなく、検索上位を目指すなら定期的な更新は欠かせないといわれているからです。
独立して知りたかったことが、広告など使わずに1から始めた純粋なホームページだけで指輪、オーダー、作る、手作りなどのキーワード検索で最高で何位までいけるのかということがありました。(この結果はブログ㉗HP公開後の修正4で書きました。)
ホームページを運営する以上はお客様がグーグルやヤフーの検索で想定している検索キーワードで調べたときに当店のホームページを見つけられるくらいには上位表示できるサイトにしたいと思い、調べました。
上位表示のルールは簡単にいうと外部リンクとコンテンツ(内容)で決まります。
キーワード「指輪 、作る、オーダー」で検索したときにユーザーに役立つ情報が多いサイトが上位表示されるというのがおそらく今後も変わらないルールです。
ホームページの検索上位表示の方法は外部対策と内部対策の2つで決まると言われていますが、ブログはこの内部対策にあたります。
内部対策はユーザーに役立つ情報を表示させたいキーワードを入れてただの文字数ではなく、コンテンツ(内容)を充実させる、内容を充実させようとすると自然の文字数は増えるということのようですが、中には内容が少なくても上位表示のお店もあります。
そういうお店は大抵はサイトの歴史が長く、結婚情報誌や指輪のポータルサイトなどにリンクを張って外部対策をしっかりしていますし、お店のファンが多く上位表示される内容になっています。
そうでないお店にとっては内部をどう充実させるかは重要な問題です。
ホームページは効率よく量を増やしたければ指輪は御徒町の空枠屋さんや造形屋さんで借りて作ったことにして写真を撮る、お金を払ってキーワードを入れた文章を外部のライターさんに依頼するということもできますが、上辺の知識で作った場合はホームページの中身がスカスカになると思います。
この半年間の感想として渡された指輪1本でNET検索で上位表示される内容を考えて文章を何文字でも書ける人がいたら一緒に働きたいと思いました。
SEOの知識が多少あるお店なら多分同じ考えを持っていると思うので指輪を作る、デザインを考えるなどの実務が出来て文章を書くのが苦にならないという人、ジュエリーの制作やデザインに関して知識のある人でそれを文章にするのがうまい人は需要があるのではないかと思います。
この内容の充実に関しても指輪の写真がたくさんあれば内容が充実しているとグーグルから評価されると思いがちですが文章が少なすぎるとページの水増しをしようとしていると見なされマイナス評価という悪影響になることもあるようです。
文章に関しても1つの記事で「オーダー、指輪、作る」を不自然に何十回も繰り返しているのも今のグーグルのシステムは見抜けるようになっていてその精度は年々上がっているそうです。
ただ、ジュエリーだと写真だけで見せたい場合もあるのでこのサイトでは婚約指輪ページの最後にあるエンゲージリングのデザイン一覧や文章が少ないWORKSはNO INDEX(検索結果で表示しない)に設定して投稿することでマイナス評価を受けないようにしています。
なのでブログで多い「○○月○○日は臨時休業となります。」など、300文字以下ならこの設定にしたほうがいいようです。
この話も検索順位が下がった時に調べていて見つけました。
指輪のデザインやアイデアがどんなに良くてもある程度まで言葉で説明しないと質の悪い投稿と判断されるということになります。
いくら素敵な指輪を作っても文章を簡潔にして投稿すると良くない・・・自分も昔はそうしていましたし、ほとんどのお店は写真に少しの文字で投稿していますがどうなんでしょうか。
WEB関係は情報の変化が速く(ホームページの更新2でも書きました。)このルールも絶対ではないはずなのでこれを読んでいる方は調べてみてください。
人によって言っている内容もマチマチで「HPの更新頻度は検索順位と関係ない」など予想外の情報を見つけることになります。
ブログの題材(テーマ)
前置きが長くなりましたが、ここからは実際の投稿について書いていきます。
大事だと思ったのは1つだけで、題材(テーマ)です。
まずは悩んだりせずに書くことができるいい題材を探すことだと思います。
ブログの投稿で多いのは受注した指輪の写真とお客様の感想を載せることだと思います。
ただ、この内容だと 受注した指輪が以前に作ったデザインと同じ場合、指輪自体ベーシックな形の場合はホームページの事例が代わり映えしないので見る人に同じような提案しかできないお店なのかと思われてしまう気がします。
それでも頭を捻っていい文章を書ける人もいると思いますが、書いている本人が楽しくないと読んでいる人にも伝わってしまうと思います。
ほかに多いのがSEO対策を意識した宝石グレードの説明などをする情報系の記事です。
自分も以前に会社からその内容で書くように言われてGIAの教科書を見ながら一般の方向けにまとめていました。これも誰かが書いたのと同じような情報になります。(ちなみにダイヤモンドの説明①では
一般のお客様向けではなく、販売する側に教えるという内容にすることでオリジナルに見えるようにしました。)
イベントや日常などは毎回題材を考えるのが手間です。
なのでまず続編の書けそうな題材を決めて書くことだと思います。
このブログは「オーダー結婚指輪を作る職人向け」という、すでに体験したことや実体験を他の人に向けて書くことでネタ切れを防いでいます。
これなら実際に書いていて悩まず、仕事で経験したことがアイデアになるので文字数が多くても短時間で書くことができます。
それからタイトルにはSEO対策の検索キーワードも入れています。
㉘半年間の反省で書いたようにこの半年で文庫本2冊分位の文章を書きましたが最低2000文字に設定しても途中で悩んで止まってしまうことはありませんでした。
そんな当たり前のことかと思われそうですが、自分が知りたかったことを調べて体験した後にまとめるなら長文でも書けるということがこの半年での大きな発見でした。
こういったことは文章の書き方の本によく書いてあるのですが、やはり実際に体験してみるまで分かりませんでした。
もう一つ意識しているのは
・失敗した内容
・いくつかあるうちで決まらなかった内容
を書くということです。
これで話が一気に膨らみます。
それからその選ばれなかった内容のほうが書いていて面白いということも多々あります。
ふつうは結果だけみせるので文章が短くなってしまいますが、その過程を公開することで長文を書くことができます。
短時間で長文を書く方法はこれだけです。
この具体例を「ブログの投稿2」というタイトルで今後書く予定です。
前の記事 | > View More |
次の記事 | > View More |
職人向け 記事一覧 | > View More |