ホームページ制作スタートが去年の10月、ホームページの公開は12月、お店のオープンは1月なので準備期間から数えると1年が経ちました。
ブログでは「オーダー結婚指輪を作る職人用」で必要だと思う技術を書いて「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」でお店作りの過程を書いてきました。
オーダー結婚指輪専門店を作る方法はホームページ公開から1年を過ぎてこの記事が第50回になります。
この㊿1年間のまとめではタイトル通りの内容を
1、ホームページ公開後の修正6
2、1年間の感想
3、今後について
の順番で書いていきます。
ホームページ公開後の修正6
修正5の後にオーダー結婚指輪専門店を作る方法の㊵~㊾までを公開しました。
内容はそれぞれ
㊵フェデギメルリング1
㊶フェデギメルリング2
㊷フェデギメルリング3
お客様からご注文があったフェデギメルリング。
オーダー結婚指輪専門店を作る方法フェデギメルリング1と2ではこのお問い合わせからご納品までの流れを合わせて約1万字で詳しくまとめました。
この流れをお客様向けに簡潔にまとめてFEDE GIMMELというタイトルでWORKSに投稿しました。
フェデギメルリング3ではご注文があったフェデギメルリングを作った感想と改善点を書き、この指輪の原型を活かして3連のギメルリングと3連のフェデリングを作ってマリッジリングのページに追加しました。
㊸オリジナルリング5
フェデギメルリングを作ったことでオリジナルリング1~4の改善点が見つかったので修正して新型に作り差し替えました。
㊹スリムリング2
価格を抑えたエンゲージリング、価格が安い宝石リフォーム枠としてスリムリングに既成の石座を追加する方法を考えたのでその流れをまとめてあります。
この石座追加の説明で必要な加工料金表、石座料金表、色石の価格見本などもリンクを張って公開しています。
㊺オリジナルパーツ
1、スリムリングの石座の代わり
2、プロポーズ用サンプルリング
3、ファッションジュエリーのチャーム
としてダイヤモンドカットのオリジナルパーツの制作とその過程を公開しています。
㊻アザース
アザース(その他)というメニューを追加して指輪を着けない人向けにペンダント、ネックレス、ピアスなどのジュエリーのオーダーメイドプランを作りました。
サンプルはオリジナルパーツを使っています。
これに合わせてチェーンや金具の価格一覧ページも公開しています。
オリジナルパーツの代わりにスリムリング2で料金を公開している石座を取り付けることで宝石付きで作ることもできます。
このアザースまでで
指輪のデザイン重視の方には
→マリッジリング、エンゲージリング
指輪の価格重視、シンプルデザイン希望の方向けに
→スリムリング
お店の一押しデザイン
→オリジナルリング
指輪を着けない方向け
→アザース
と、HP内容も充実してきたのでTOPページの画像や文章も大幅に修正しました。
㊼リフォーム対応2
㊳メール対応で書いたお見積りが受注となったのでご納品までをまとめました。
お持ちのエメラルドとダイヤ2ピースを使ってプラチナの指輪が完成するまでの過程をまとめています。
㊽インスタグラム3
インスタグラム2まではホームページの画像を使って数日でまとめて300件ほど投稿しました。
そのあと他のアカウントを見ていくうちにやり直したくなったので投稿した画像を全削除して㊻アザースまででできた画像と指輪などを撮影し直してイラストも作りまとめて約1000件投稿しました。
その準備から投稿までの流れをまとめています。
㊾HP画像について
インスタグラム3で作った写真撮影、CADでのイラスト制作、画像修正について書いています。約1年前に公開したオーダー結婚指輪を作る職人用ブログの画像修正(GIMP)とイラスト・アイコン制作の追加修正の内容も兼ねています。
2、1年間の感想
丁度1年前、ホームページの公開当初はブログ以外はワークスで加工事例をどんどんUPすればいいと思っていました。
ただ、他店なども見て考えるうちに単純に指輪の数を増やすよりオーダーメイドというものに対してお客様向けにどんな内容がいいか考えて
ホームぺージの内容、文章を増やすそのために必要な指輪を作るという流れのほうがいいのではないかと思い指輪の制作よりもホームページの充実に時間を使った1年でした。
ブログのタイトルになっている「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」はほぼ「ホームページの作り方」になっています。
他店のホームページと比較して違いをどう出すかなど考えながら少しずつ変更を加えていきました。
具体例を1つ書くとTOPページにリンクを張っている「オーダーメイドについて」の文章です。
お客様の結婚指輪を購入する流れを考えると結婚情報誌や百貨店、有名店での購入がメインでそこで気に入ったものがない人が自分で作るというセルフメイド、自分で作るということに価値を置かない人や他の人と違うデザインでプロに任せたい人向けに最後の方法としてオーダーメイドがあると思います。
既製品で素敵な指輪がある中でどうしてオーダーメイドで指輪を作るのか、納期も長く、価格も高い理由をお客様に納得していただけるように書いてみました。
この文章を書くために色々な業種のオーダーメイドについての文章を読んでいます。
他のオーダーメイド専門店と何が違うのか、比較されたときにどうすれば選んでもらえるのかなどいい指輪を作るというのはどこも同じなのでインスタグラムなど写真で魅せるだけでなく、言葉で伝えるにはどうすればいいかも考えました。
そういった流れで指輪のサンプル作りも数をどんどん作るのではなく、言葉で説明する商談用で使うことを前提に何が足りないか考えてから必要な指輪を足すという風に変わりました。
ホームページの公開までは3か月でしたが、オーダーメイドは既製品(レディーメイド)と違ってお客様が何を求めているか考えて用意するのでその説明も含めて用意するとある程度完成と思えるまでに結局1年以上かかりました。
また、㊵フェデギメルのように実際にご注文を受けることで自分で考えていた以上の内容が作れたり、お店に何が足りないか考えるキッカケにもなりました。
パソコンについて
ホームページを充実させることがメインの1年だったのでジュエリーの加工時間よりパソコンに触っている時間が長かったです。
それから改めてCADの有用性を実感しました。複雑なことができるということ以上に制作時間=工賃と考えるとコストを抑えるという面で優れていて手作業に比べて試行錯誤できます。
作ったデータがボタン一つでイラストにもなるのでホームページ作りでは重宝しました。
サンプル制作について
この1年でホームページに何が必要か考えてサンプルも追加していきました。
このブログを読む職人さんが自分と同じようにあまり資金がない状態からお店を立ち上げる事を考えて1つの原型でいかにパターンを増やせるか、どれだけコストを抑えられるかに焦点を当てて作る方法を考えました。
職人向けブログについて
指輪やジュエリー加工だけではなく写真撮影、文章を考えてホームページで公開まで一人で行うと試行錯誤する時間も大分使っているのでブログを書くことも1年間でこの位の量しか作れないということが実践してみてわかりました。
時間をかけて作り込んでいったのであまり他で見ない内容になったと思います。
一般のお客様向けではなく、職人向けにすることで専門的な内容でも気兼ねなく書けるので「指輪、オーダー、作る」というキーワードをタイトルに入れたSEO対策の長文も書けました。
この職人ブログ㊿で「オーダー結婚指輪を作る職人用」と「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」を足すと合計文字数は約22万字ほどになりました。(オーダーでは不要だと思い、非公開にした記事はカウントしていません)
3、今後について
このブログの投稿後はホームページで公開している画像とインスタグラム3で作った画像の差し替え、ワークスに未投稿の指輪をUPする予定です。
ブログ オーダー結婚指輪専門店を作る方法
㊿に入り切らなかったアイデアとしては
・パーツのオーダーについての料金表や具体例
・出張サービス
・場所を借りてセルフメイド(手作り指輪)
・ベビーリング
・指の節が出ている人向けの指輪
などがあります。
それから数字の①②③・・・という表示方法はPCでは50までしかなかったので今まで公開したタイトルをすべて♯(hash)に書き換えるか考えました。
(ちなみに “♯” (sharp) とは別で”number sign” とも言い、英語で番号をつけるときに使われます。)
この㊿1年間のまとめで職人さん向けの「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」という内容に関してはある程度書いたと思うので今後は心機一転して2019年からは「オーダーメイドの指輪を作る過程#001~」というタイトルに変更して更新していきます。
「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」から結婚指輪とお店作りという縛りを外して一般のお客様も読めるように書いていく予定です。
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