ホームページを公開してから半年ほど経ちました。
先日、半年間の反省という記事を書き
職人向けブログだけで約60記事、文字数でいうと大体19万字の文章を(文庫本2冊分くらい)書きました。
途中から読むとどうしてお客様向けではなく、同業者向けに書いてあるのか不思議に思う人もいるかもしれないので初めて読む方向けにこの「オーダー結婚指輪を作る職人向けブログについて」を書いています。
現在ブログでは、ほとんどのタイトルに「オーダー結婚指輪を作る職人用」「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」と書いてある通り、お客様向けのページではなく 指輪を作る職人さん向けに(特に若い人向け)書いています。
指輪の制作をご希望のお客様はTOPページを御覧ください。
(お客様向けのページも書いていますが その記事はホームページ内の 読んでもらいたい適切な場所にリンクを張っています。)
普通のブログというのは作った指輪の感想やお客様の声などを書くものだと思いますが、そういった内容はそれに適した場所に書いたり、リンクを張ったりしています。
そこでブログでは何を書いたらいいのかを考えました。
この業界に入って職人を目指す人は自分のお店やブランドを持つことを誰でも1度は考えると思います。
実際、お店を立ち上げることになってからは初めてのことばかりで①調べて→②考えて→③実行してという作業を繰り返してホームページの公開をしました。
その際にインターネットで調べても一般的なお店作りの情報はあっても宝飾店を始める方法などを詳しく書いてあるサイトはありませんでした。
考えてみれば当たり前で狭い業界な上に会社であればノウハウになるので普通は公開しません。
ただ、ホームページ公開後に自分と同じように同業でいつかお店を持つことを考える人ならお店作りの過程は知りたい情報だと思い、それをテーマにブログを書くことにしました。
そこで書く内容に関して自分なら何を知りたいか(知りたかったか)考えました。
・どんな技術や知識が必要か
・どんな風にお店を作ればいいのか
大きくはこの2つを知りたいと思います。
そこでブログでは
・どんな技術や知識が必要か
→「オーダー結婚指輪を作る職人用」
使っている技術や知識の話
・どんな風にお店を作ればいいのか
→「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」
HPの内容の考え方や制作過程
という風に分けた2つのタイトルで
記事を書くことにしました。
「オーダー結婚指輪を作る職人用」で必要だと感じた技術や知識を説明して、それを使って「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」では実際にどうお店作りに活かしているかなどの経過を伝える内容になっています。
年齢的にもまだ30代半ばで偉そうに人に教える立場ではないのですが、このタイトルの内容を考えるなら今までの経験とこれからの体験で何を書けばいいのか悩まずに
・検索上位を目指すためのSEO対策の長文が書ける
・作業手順の確認ができる仕事ノート
・これからお店をする人に役に立つ
と書く意味もあるので続けることができそうです。
・これからお店をする人に役に立つ
特に自分の中ではこれが重要でお店を始めたばかりでうまくいくかどうかも分かりません。
ホームページの上位表示を目指すなら定期的な更新は欠かせませんが、時間を割いて更新をするので後で見たときに「これならブログを書く時間で指輪のサンプルでも作っておけば良かった」という内容にはしたくありません。
ブログでまとめて書いておくことでもしお店自体はうまくいかなくても読む人がどういう経過で失敗したのか、どこが悪かったのかを考えることができるなら書いていた時間も無駄にならないと思いました。
実際に失敗しながら書いているので順番に読んでいくと以前に書いた記事に対して後日、「後でこう考えたので、こういう風に変更しました」となってそれがホームページにも反映されたりしています。
特に「オーダー結婚指輪専門店を作る方法」などは修正した内容の後に再修正などもあるので順番通りに一度通して読んでみるのがおすすめです。
経験者向けの詳しい彫金技法やCADデータ制作の手順など指輪を作るという実務に関しては学校や仕事で覚えることができてWEBや本に情報もたくさんあります。
そういった実務的な話も一部、書いていますが、お店を始めるのに必要な知識やホームページ作りの考え方など自分が知りたかった情報を中心にまとめています。
この業界に入って覚えた事のなかで「オーダーメイド」の「ブライダルリング」という内容に絞るなら必要なものは思ったほど多くなく、その目標が決まっていたならもっと若い時に独立できたと思っています。
この半年で書いた内容は結果的に会社に入って覚えるノウハウのような自分が若い時に知りたかった内容になりました。
いつかオーダーメイドで指輪を作るお店がしたいと思っている若い職人さんにとってはその目標に向かって何を覚えればいいのかなど1から試行錯誤せず効率的に考える一助になるのではないかと思います。
文章を書くことは本職ではないので一部わかりにくい部分もあるかもしれませんが、これからも充実した内容で100記事、200記事と更新していきたいと思います。