【 オーダーメイドの指輪を作る過程 】
入居していたビルが取り壊しのため、2020年10月に新しい場所に移転しました。
店舗の移転をすると場所探し、ホームページの修正、名刺を作り直したりと意外と細かい仕事が多かったので同業の方向けに今回まとめてみました。
1、場所を決める
2、電話番号の変更
3、HPのアドレスページの修正
・ルートを調べる
・地図イラストを作る
・駅からお店までの撮影をする
・アドレスページを修正する
4、名刺・店舗情報スタンプを作る
5、各種アカウントなどの店舗情報変更
という順番で説明していきます。
1、場所を決める
コロナの影響で今後どうなるかわからないので、移転先は以前と同じように打ち合わせができるコワーキングスペースのラウンジがある場所を探しました。
以前にブログ「オーダーメイドの指輪専門店を作る方法」で書いたのですが、ブライダルリングのお店は表参道に集まっています。今回の新店舗も同エリアで探しました。
・表参道、明治神宮前駅から近い
・お客様と打合せができるスペースがある
(4人掛けのソファーやテーブル席)
・できれば内装がおしゃれ
という条件で探して最寄りがJR山手線「渋谷」駅徒歩5分の場所に決めました。
JR山手線の線路沿いで原宿、明治神宮前、表参道駅からも徒歩で来ることができます。
新しくオープンしたばかりのシェアオフィスだったので、以前の場所を8月末に退去で10月半ばに入居となり、1か月半ほど休業しました。
前の場所と運営会社も一緒なので移転の契約などはスムーズでした。
内装はこんな感じです。
これまでと違い受付タブレットの会社名を押してもらうと通話ができるようになりました(スマホの転送される)。
2、電話番号の変更
お店の固定電話番号はスマホで使えるように契約しています。
以前に入っていたオフィスにチラシがあって比較せずに決めたのですが、
・携帯から03の番号を使って発信できない
・相手方の番号が表示されない
(スマホには当店の名前で表示)
・着信でもこちらに通話料がかかる
という点が不便だと思っていました。
今回調べ直してみると、固定電話アプリというものがあって上記の3つの不満が解消されて月額基本料金が1000円と安いので契約し直しました。
アプリを使うので携帯はネットがつながっている必要があるそうですが、営業日はWIFI環境下なので問題なさそうです。
「スマホで固定電話番号使用 評判」でランキングサイトがあったのでこの中の一つと契約しました。
この固定電話アプリは総務省の許可の関係で契約をしてから固定電話番号の使用解除コードが載ったハガキを店舗で受け取らないといけないので場所が決まってからの契約となります。
電話番号が決まったらHPのアドレスページとスマホの左下に表示させる通話ボタンの番号も新しいものに更新します。
場所をまた移転するかもしれないのでHPを作ってくれたWEB業者さんに番号交換の方法を聞いてメモもしておきました。
3、HPのアクセスページの修正
ルートを調べる
場所が移転したのでお店までの経路を作り直します。
先ほど書きましたが表参道、明治神宮前あたりにブライダルリングの専門店が集まっているので何店舗か比較検討するお客様も多いです。
以前のお店の場所もそういった理由で表参道にしていました。
新しいお店の最寄り駅は渋谷ですが、原宿、明治神宮前、表参道からも徒歩で来られるので比較検討の候補に入れるように4つの駅からのルートを調べてHPにアップします。
渋谷のタワーレコードの向かいのビルなので場所は以前よりわかりやすいと思います。
4つの駅からの徒歩ルートはグーグルマップを使って調べます。
地図上の連続する青丸ルートはクリックして動かすことができるので駅からお店までの短い距離でわかりやすいルートを調べます。
画像のように通りの名前も表示されるのでどの駅のどの改札、出口から徒歩何分かも含めてまとめておきます。
地図イラストを作る
ホームページで使っている地図のイラストも修正します。
この地図はCADを使っていて最初は写真のように地図をインポートして駅や大通りなどをなぞり、その後にスマホの小さい画面でも見えることを考えて簡略化させて作っています。
HP用のシンプルな地図、
4つの駅からのルート地図、
名刺用の地図の3種類を作りました。
駅からお店までの撮影をする
HPのアドレスページにお店までの道順を載せるので
最寄りのJR渋谷駅ハチ公口からお客様目線になって撮影しながら実際に歩きます。
わかりやすい目印を含めて撮影してアクセスページのお店までの道順を作ります。
アドレスページを修正する
こちらが修正したお店のアドレスページです。
店名、住所のあとに4つの駅のどの改札、出口から徒歩何分かかるかを書いてあります。
電話番号、予約をお願いしたいことなどを書いたあとに4つの駅からお店までのおおよそのルートを載せます。
大通りを使うルートなのでこのマップだけでも迷うことはないと思います。
その後に渋谷駅からの詳しいルートを載せます。地図はCADで渋谷駅周辺のフォーカスしたものです。
撮影した駅からお店までの写真もここで使います。
地図の下には渋谷駅からお店までのグーグルマップを載せておきます。
「ホームページに地図を埋め込む」で検索すると方法は出てきます。
お店までは駅を出てからほぼ一直線です。
ビルのエレベーターで上がって受付タブレットで呼び出すところまで簡潔に4STEPで書いておきました。
終わったらトップページの「営業時間・お問い合わせについて」などの店舗内画像やMAPを交換してHPの修正作業は終わりです。
4、名刺・店舗情報スタンプを作る
HPのアドレスページの修正が終わったら名刺と店舗情報スタンプを作ります。
まず、こちらが以前に使っていた名刺です。
いただく名刺は横書きが多いので調べてみると、日本語は縦書きなので昔は名刺もそれに倣っていたのが、今はURLや英語を載せるので横書きが主流に変わっているそうなので今回は横書きで作ります。
お店のURLは入力するのが手間なのでQRコードを載せることにしました。
このサイト内でURLを張り付けるとQRコード画像が無料で取得できます。
トップページとアドレスページのQRコード画像をダウンロードしたらイラストレーターで名刺を作っていきます。
表面は普通にお店の名前、役職、個人名、資格、トップページのQRコード、裏面には4つの駅からのルートマップと説明にアドレスページのQRコードを入れました。
これでホームページを見ようと思ったときに入力する手間を省くことができます。
保証書や封筒に押す店舗情報スタンプも作ります。今回は3行に収めました。
これまで名刺と店舗情報スタンプは別の会社で作っていましたが、今回はまとめて注文することにしました。
画像のサイトはイラストレーターのデータではなく、jpg、png画像での入稿ができたのでPC画面をスクリーンショットして画像修正、アップロードして注文しました。名刺は100枚注文しています。
ちなみに後日、届いた名刺は入稿画面と違い、かなり下にずれていたのでカスタマーサポートに問い合わせをすることになりました。データは問題なくても裁断のズレは発生するのでやり直しはしないという対応だったので、ズレても問題ないデザインにするか、会社の評判(その会社のHP内のレビューは自作自演ができるのでグーグルマップなどの外部サイトレビュー)を調べてから注文したほうがよさそうです。
5、各種アカウントなどの店舗情報変更
最後に各種アカウントの修正作業です。
まずはグーグルマップに表示される店舗情報(グーグルマイビジネスのサイト)を修正します。
それから契約しているカード決済端末の店舗情報を修正、
あとはLINE@、各SNSのプロフィールも直します。
他にはメールを作るときに表示されるプロフィールのデフォルトを変更、
お客様が記入するオーダーシートの店舗情報のデータも書き換えて終わりです。
まとめ
店舗移転に関しては以上です。
物件探しで場所が決まったらHPの修正に伴う写真撮影や画像修正、名刺、住所スタンプなどこまごました仕事が生まれます。
お店をスタートしてからもうすぐ3年が経ちますが、指輪作り以外でも改善できることが色々とあった事とこれから独立する人にとっても知りたい情報だと思い、今回の移転を機にまとめてみました。
前の記事 | > View More |
次の記事 | > View More |
職人向け 記事一覧 | > View More |