前回はこれまで作ったデータを整理して作った写真やイラストなどを使い、結婚指輪のページを修正するという内容をギメルリングを具体例にして説明しました。
もう一度、最初から結婚指輪ページを作る手順を説明すると
1、ギメルリングを作ると決める
2、インターネットで参考画像を探す
3、ギメルで定番、1番だと思う指輪の原型を作る
4、結婚指輪のサンプルを金色と銀色のペアで作る(マリッジのページで公開)
5、原型を再利用して加工事例としてコンビなどを数パターン作る(ワークスのページで公開)
6、定番、1番ではない2、3番手のデザインをデータのみ作る(マリッジのページで追加でアレンジとして掲載、ワークスで制作事例として公開)
という流れでした。
ギメルリング以外にも何型かアレンジ例があったほうがいいものをCADデータのみ作ったので、このデータを使って結婚指輪ページを修正したので説明します。
3連のギメルリングのように1から考えるデザインはなかったのでそこまで時間もかかりませんでした。
タイトルにそれぞれのページのリンクを張ったので気になる方はクリックして見て下さい。
クラダリング
まず指輪を上下に重ねない単体でもクラダリングと分かるデザインを作りました。
本来はこちらが定番のデザインですが、どうして地金の指輪は分割するデザインにしたかというとハートの入ったデザインは好みが分かれるからです。(特に男性)
今回作ったデザインのメンズはワークスで作ったケルティックノットを使いました。
海外サイトではアイルランドつながりでオガムスクリプトとセットになっていることもあるのでクラダリングは派手だと思う男性向けに男女別デザインの提案もしています。
ローレル&ミル
月桂冠の指輪も同じデータから作ったという説明のあとに結婚指輪に用いられる植物で麦の穂も定番であること、他の植物モチーフでも指輪を作れるという内容で締めました。
植物の一覧画像は今まで作った植物モチーフのデータを集めてスクリーンショットで撮影しました。
ポリゴン
多角形の指輪はワークスで公開した手作りの地金指輪を最初に説明してから難しい形はCADを使って作れるということを内容に修正しました。
ブロックス
ブロックスの中にあった6枚の画像のうち1枚、スタッズとボールの指輪をスクロールした下の画像で説明することにしました。
データはあったので角度を変えてイラストだけ作りなおしました。
その後にワークスで作ったブロックスのアレンジ方法、CUBE1~3をまとめて好きなブロックで指輪が作れること、ブロックの向き、数、間隔を変えることだけでもデザインの幅が広がることを書きました。
アラベスク
この指輪は透かしデザインで作っていたので唐草部分だけを外して透かしではないペアリングを2型作ってアレンジ例としてこのページで説明してあります。
透かしデザインは刻印を入れることができないので結婚指輪ならこのアレンジの方がいいかもしれません。
ハワイアン エングレービング
取り扱っている4種類の彫模様の説明の後にワークスで作った画像のハワイアンの説明を入れてCADなら立体的で追加料金がかからないことを説明しています。
ワールド
ハワイアンと同じように外側にレーザー刻印は別料金がかかるのですがCADなら無料です。
ただ、細かすぎる世界地図のようなデザインはゴム型が取れないのでCADでは作れません。
そこで世界地図のイラストを画像修正ソフトで油絵化してシンプルにしました。
イラストを簡略化したことで造形してゴム型がとれる形になったのでイラストレーターからCADにデータをインポートして指輪にしました。
こちらもハワイアンと同じようにCADなら立体的で追加料金がかからないことを説明しています。
CADにすることで凹みだけでなく膨らみのデザインも作ることができます。
シグネット
印台リングのアレンジはワークスで作った一覧画像を使って説明して、イラストで彫り、石留め、正面の画像の形を選べるという内容に書き直しました。
ギメルリングのシグネットもできたのでそちらはギメルリングのページに加えておきました。
これで3連も作ることができます。
リガード
石がREGARDの順で並んでいれば、リガードリングなので指輪の形はどんな形でも問題ありません。
ただ、結婚指輪としてならシンプルな形の方がいいと思い、アレンジ例は幅と石留め方法を変えたパターンとアシンメトリーの指輪に彫り留めをする提案を考えてイラストにしました。
指輪のイラストは以前作った物を再利用しています。地金部分が金色も作ってみましたが、イマイチだったので銀色にしました。
インフィニティ
地金のインフィニティ指輪は手作りで作っています。
基本形状は平打ちですが、CADを使えば様々なアレンジができるのでデータを作りました。
それから結婚指輪のカーブインフィニティを消してこのインフィニティの中でアレンジ例として説明することにしました。
スタンダード
5種類全部に同じアレンジ例の文章を加えました。
内容は結婚指輪のデザインを決める方法で使った画像やワークスで作った一覧画像を使って説明しています。
ツイスト
スタンダードと同じように7種類全部に同じアレンジ例の文章を加えました。
これもワークスで作った一覧画像を使って説明しています。
足りない画像もあったのでCADのファイルを整理して7種類のツイスト画像一覧を何枚か作ってしっくり来たものを使いました。
結婚指輪の修正はここまでです。
ホームページ公開までの3か月で急いで作った内容だった事とページを作ったときは詳しく説明する事例や画像がなかったので修正箇所はたくさんありました。
この修正が終わったことで結婚指輪サンプルも100型を超えました。
今回の修正でできた指輪をワークス、インスタグラム、ピンタレストにも投稿します。
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