2種類の「結び(Knot)」をモチーフにした指輪を作りました。
左はヘラクレスノット(HERCULUS KNOT)、右はキャリックバンド(CARRICK BAND)という結びで銀色のメンズは幅3㎜、金色のレディースは腕の幅が2㎜、結び目の幅は4.5㎜で作ってあります。
「結び(Knot)」モチーフの指輪ではヘラクレスノットという結びが最も有名で、古代ギリシャの時代にこの形をモチーフにした指輪が流行しました。
この結び方自体は新石器時代からあったといわれる程古く、外れにくい結び方であることから古代ローマ時代にギリシャ神話の英雄の名を冠した呼び名になったと言われています。アメリカでスクエアノット(SQUARE KNOT)、イギリスでリーフノット(REEF KNOT)、日本では堅結び(かたむすび)や本結び(ほんむすび)とも呼ばれます。
写真のヘラクレスノットリングは手作業で1.5㎜の断面が正方形と丸の線を結んで作っています。この指輪は腕の幅3㎜、厚みは1.5㎜です。レディースの結び目部分は縦6㎜、横11㎜あります。
その後、結婚指輪としては日常で邪魔にならないように結び目部分は小さくした他のデザインも良いかもしれないと思い、断面が1.0㎜の丸線タイプで追加しました。
直径が1㎜の断面が丸い線を結んで指輪状にしてから幅2㎜の腕の内側には補強の為に1㎜厚の板を張って原型を作っています。
比較すると結び目部分の大きさは左の腕の幅が3㎜のタイプは縦6㎜、横11㎜、右の腕の幅が2㎜のタイプは縦4㎜、横6㎜です。
写真の結び目リングはデジタル技法を使って高さを抑えて、より日常で着けていて邪魔にならない結婚指輪として作りました。
結び目の隙間を埋めたことで強度が上がるだけでなく、裏面に刻印を入れることもできます。
デジタル技法を使うことで手作業では難しい結びの形、大きさ、腕の幅まで微調整可能です。
Knot
4本とも同額
オーダー基本料(結婚指輪) | ¥100,000 |
幅を2㎜→3㎜に変更 | ¥10,000 |
Total | ¥120,000 |
※表示価格は税抜きです。
※レディースは腕の幅が2㎜、結び目の幅は4.5㎜
→メンズと同じ幅3㎜で計算