婚約指輪は
一粒石のタイプではなく
エタニティタイプをご希望の方や
結婚、婚約指輪の両方を兼ねて
エタニティリングにする方もいらっしゃいます。
そういった指輪をご希望の方向けに
オーダーメイドの見本リングとして
エタニティリングを作りました。
ちなみにエタニティリングは大きく2種類あり、
指輪に宝石が
1周留まっているのがフルエタニティ、
半周留まっているとハーフエタニティと呼ばれます。
宝石は1石が直径1.5㎜の大きさで
留めの種類で作りたいデザインを4つ考えました。
上から
1、腕と石の幅が同じくらいの4点留め
2、レール留め
3、彫り留め風の4点留め
4、腕側面に彫り留め風の4点留め
こちらが原型の制作風景です。
宝石を指輪のサイズに合わせて
等間隔に配置するという点で
手作業よりも向いている
CADというデジタル技法で作っています。
まずはハーフエタニティの原型を
4本作ります。
![ワークス エタニティリング11](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY12.jpg)
![ワークス エタニティリング10](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY11.jpg)
![ワークス エタニティリング1](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY2.jpg)
![ワークス エタニティリング3](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY4.jpg)
打合せの時に1本の指輪で
エタニティリングの留めの説明ができるように
4種類のハーフエタニティの上半分を
一つの原型にまとめました。
他にもエタニティリングでは
画像のような取り巻きなど
一本の爪が2つの石を固定する
「共有留め」という石留めも定番です。
ただ、この留め方は
写真のような取り巻き石座の場合は問題ありませんが
指輪の腕回りにあると
衝撃で変形した場合などに
石緩み、石外れが起きやすく、
あまりおすすめできないので
見た目はすっきりしていますが
サンプルには入れませんでした。
![ワークス エタニティリング12](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY1.jpg)
![ワークス エタニティリング2](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY3.jpg)
![ワークス エタニティリング8](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY9.jpg)
![](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/INSTA-ETERNITY8-1.jpg)
4本のハーフエタニティの中から
1、腕と石の幅が同じくらいの4点留め
2、彫り留め風の4点留め
の2つは地金を分割、プレーンな腕の半分と溶接をして
ハーフエタニティの実物のサンプルとして作りました。
原型代を抑えるために
指輪の下半分の腕を別で作って
溶接しています。
こちらが出来上がった
エタニティリングの見本です。
![エタニティリング 追加画像 リガード](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/RING14-HISTORICAL-Regard5.jpg)
![エタニティリング 追加画像2](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/ETERNITY-PLUS2.jpg)
![エタニティリング 追加画像3](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/ETERNITY-PLUS3.png)
![](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/RING14-HISTORICAL-Regard6-2.jpg)
宝石の数が少ない場合は
写真のリガードリング(REGARD RING※)のように
地金の平面に
「彫り留め」するという方法もあります。
ホームページでは
小粒石(メレ)の石留めの見本として
・4点留め、
・覆輪留め、
・マス留め
・星留め
・後光留め
と、いう5種類の彫り留めをご用意しています。
宝石の数は少なくても
留め方、指輪の幅や石の配置を変えることで
オリジナリティの強いデザインになります。
※19世紀のヨーロッパで流行した
宝石のイニシャルを繋げて意味を表すメッセージリング
![](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/HM-TSUIKA1.jpg)
![平打ち×甲丸リングイラスト3](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/ROUND-AND-FLAT-ILLUST3.jpg)
![エタニティリング 追加画像7](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2018/12/ETERNITY-PLUS7.jpg)
![](https://jc-tokyo.jp/wp/wp-content/uploads/2020/02/HM2-11.jpg)
地金になった後で
宝石を入れることができるので
最初は地金だけの指輪を作って
後で宝石を足すといったことも可能です。