ジュエルクラフト東京

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オーダー結婚指輪を作る職人用
仕入れと加工依頼

ここでは仕入れや加工依頼についてまとめてみました。

知っているお店が増えて取引先の数が多ければお客様に提案する内容も増えてご要望にも応えやすくなります。

ただ、公開できない内容が多いのでどうやって取引先を増やして注文や依頼はどうすると効率がいいかの考え方をメインに説明していきます。

仕入れ先や外注先は御徒町に固まっているのでそこを中心に考えていきます。

大きな流れは
1、NETで調べる
2、御徒町を回る
3、仕入れ・加工依頼先一覧を作る

これを元に
4、仕入れ一覧表
5、加工依頼注文書

を作っていきます。

 

1、NETで調べる

仕入れ先は色石ならグーグル検索で「色石 御徒町」などで検索します。

ケース類などはAMAZONやアスクルなどもよく注文しますし、工具であれば高額なものはヤフオクなどで探したりもします。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先①
NET検索で見つけた仕入れ先はインターネットエクスプローラーのブラウザでお気に入りにカテゴリごとに分けてどんどん追加しています。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先2
仕入れ先、外注先なら取引先に追加していきます。

あとはグーグルMAPを印刷して興味のある御徒町の取引先候補の場所に目印をしておきます。

これを元に御徒町を回ります。

 

2、御徒町を回る

ただ御徒町は宝石業者の町なのでホームページを出してないお店もあります。

なので実際に足を運んで気になったお店には飛び込みで入ってどんなものがどのくらいの金額で扱っているか聞いてしまいます。

それから御徒町では業者登録が必要なところもあるので名刺は用意しておきます。

 

3、仕入れ・加工依頼先一覧を作る

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先4
画像はエクセルで作った仕入れ先が書いてある御徒町MAPです。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先5
お店の名前、電話番号、担当者、取り扱い商品、備考欄でおおよその情報がA4用紙1枚にまとめてあります。

最初は作るのに手間がかかりますが、新しい人が入ったときにこれを渡して、最初は一緒に行って担当者に紹介まで済ませると次から任せることができます。

メーカーにいたときは材料は基本的に電話やメールで連絡を取り、宅配でやり取りするので御徒町まで行くことがありませんでした。

小売店では修理、買い取り、オーダーなどジュエリーに関する幅広い業務を行っていたのでできるかわからない場合などは取引先に相談しに行ったりもしていました。

御徒町の業者さんはほとんどが9~10時オープンです。

当時は1~2週に1回、お店のオープン前に御徒町の仕入れ先を回ってから出勤していました。

早くお店に戻れるように仕入れ先や加工依頼先の回る順番も決めておきます。

例えばロジウムメッキは宝石が留まっていない地金ものなら30分で終わるので、初めにメッキ依頼に行って、その間に仕入れ先を回り、最後に受け取って帰ります。

自分で仕入れに行くことのメリットの一つですが業者さんによっては親切に加工方法や知識を教えてくれるところもあります。

メッキであれば半貴石はマスキングをしなければいけないのですが、ジェルネイルでマスキングして持っていけばお預けではなくその場で持ち帰ることができる、マスキング代がかからないなど加工の情報も教えてもらえます。

自分で足を運ばないとわからないことがたくさんあります。

 

4、仕入れ一覧表を作る

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先6
仕入れ先一覧だけでなく、工具などに関しても一覧表を作っておくと便利です。

画像は仕上げに使う工具一覧です。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先7
仕上げは研磨剤や先端工具など消耗品なのであとで在庫が減ってきたら再発注する必要があります。

画像付きで品名と仕入れ先の型番を記入しておきます。

人に教える場合も考えて左のグレー部分はおおよその仕上げも流れが書いてあります。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先8
画像は手作り結婚指輪で使う工具の一覧の一部です。

こういった形で型番付きの一覧を作っておくと店舗が増えたときも何が必要だったか思い出す手間も省けます。

 

5、加工依頼注文書を作る

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先9
加工依頼ですが、原型制作、磨き、石留めなどは自分でやっても鋳造を機械を揃えて行う人は少ないと思うので鋳造屋さんに頼む注文書を例に取って説明します。

たまにしか頼まない場合はその都度注文書を書いたり、直接行ったほうが早い場合もあります。

鋳造はよく頼む事と素材によって鋳造日が変わるので納期を把握しておく必要があるので一覧を作りました。

テンプレートの注文書を作って記入の手間を省きます。

上下に分けて説明します。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先10
画像は空欄ですが会社名、担当者名を入れて

出来上がったら

□ご連絡下さい。
□午前中着で発送をお願いします。
□後日、受け取りにお伺いします。

のどれかにチェックを入れておきます。

これで出来上がったらどうするかの確認を取る手間が省けます。

キャストの場合は原型を持ち込む事がが多いので縦の欄に番号を書いたビニールパックに入れた原型を横の列が加工依頼内容の個数です。

これで「ゴム型×1個、Pt950で2本、バレルあり」など文字を書く手間が省けます。

また7列あっても一覧表になっているので数が把握しやすくなっています。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先12
いつまでにほしいかの納期欄も追加しました。

その他に関しては横の列に原型番号を書いて加工指示などを書くことができます。

左下には発注の注意点を書いておきます。

休み明けで発注するといつ出来上がるか把握しておきます。

素材によって毎日鋳造するものと月に数回のものがあるので右下に素材ごとの納期と鋳造する日の一覧、備考欄を作りました。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先14
こちらのCADのサンプルを例に取ります。

 

オーダー指輪作る職人向け 仕入れ先15
樹脂原型と液ゴム型を持ちこみでWAXパターンを1つと真鍮リング2個の鋳造をお願いする場合は(中心の2本のリングは1本の真鍮リングを分割しています)画像のように記入します。

これで仕入れや加工依頼についてのどうやって取引先を増やして注文や依頼はどうすると効率がいいかの考え方の説明は終わりです。

仕入れと加工依頼先一覧を作ったあとに必要だと思うものに関しては型番の書いてある仕入れ一覧、頻繁に依頼する加工先は専用のフォーマットを用意することで効率よく仕事をすることができます。

 


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