Men’s : ¥120,000 / Women’s : ¥120,000
メメント・モリとはラテン語で「死を忘るな」という意味の警句です。元々は古代ローマで戦争に勝利して凱旋パレードをする将軍が傍にいる使用人に明日はどうなるかわからないという自戒の意味を込めて、この「メメント・モリ」という言葉を言わせていたそうです。
もっとも古代ローマではそこまで使われず、明日死ぬかもしれないから今を飲んで食べて陽気に過ごせという趣旨のcarpe diem(今を楽しめ)という言葉と同じような解釈で受け取られていたと言われています。
その後、キリスト教では来世での魂の救済が重要視され、現世での成功などは空虚なものなので生(せい)に執着するなという意味でこのメメント・モリという言葉が使われるようになりました。
キリスト教の芸術作品のモチーフとして広く使われ、終末観の高まった中世ヨーロッパで骸骨を描いた絵画などこのメメント・モリを連想させる多くの芸術作品が生み出されました。
メメントモリを連想させる指輪のデザインは金の地金に骸骨が入った黒エナメルのデザインが有名です。
最古の例は1695年製のもので全身骨格に2本の骨を交差させたクロスボーン、愛の双子のハート、時間の経過と人生の短さを象徴する砂時計が彫られています。他にはクロスボーンと対比させるように交差させた墓穴を掘るためのスコップとツルハシ(ピックアクス)、死に関連した花などが模様として彫られていることが多いです。
この「メメント・モリ」デザインを現代風に黒エナメル部分をなくして結婚指輪として使える3㎜幅でお作りしました。
骸骨はインパクトがあるので抵抗のある方向けには目立たない内側に模様を入れるタイプもご用意しています。
模様の半分は骸骨が入らないので、正面の向きを変えてもよいかもしれません。
当店の「メメント・モリ」模様は
最古の1695年製のものを参考に
・全身骨格
・2本の骨を交差させたクロスボーン、
・双子のハート
・砂時計
を入れています。
サイズが大きい場合は
・スコップとツルハシ(ピックアクス)
・死に関連した花
の模様を追加、画像のようにモチーフを追加するほどでない場合は全身骨格の足の骨部分で微調整します。
写真は
お客様から結婚指輪としてご依頼いただいた
メメント・モリ(Memento mori)の指輪で、
どちらも幅は3㎜、素材はK18ピンクゴールド、
仕上げは艶消しです。
アンティークと同じように黒色部分ありに変更も可能です。
写真の黒色部分は紫外線で硬化するジュエリー専用塗料で固めています。
エナメル(七宝)と同じ見た目で七宝焼きのように専用の炉で色を焼き付けるといった手間はかからないので、コーティング加工代は1本5000円しかかかりません。
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アンティーク風の着色
アンティークのメメント・モリリングは黒のエナメル、
モーニングリングは白か黒のエナメルが入るデザインが定番です。
例外はありますが、モーニングリングの場合は
白エナメル…「幼くして亡くなった子供」、「未婚女性」
黒エナメル…上記以外
という違いで入れる色を変える事が多いです。
当店ではアンティーク風の着色は①樹脂加工と②エナメル(七宝)加工の2つからお選び頂けます。
①樹脂加工
紫外線で硬化するジュエリー専用樹脂で固めます。
エナメル(七宝)よりも金額が安く、プラチナ素材にも対応できます。
・金額は1本5000円+税、修理も同額
・納期の追加なし
・どんな形状でも加工可
・素材はK18、プラチナのどちらもOK。
・塗料の色は白、黒、透明
②エナメル(七宝)加工
アンティークと同じようにガラス質の釉薬を乗せ、専用の炉で焼成します。
こちらの加工は専門の職人さんに依頼します。
・金額は1本20000円+税、修理も同額
・納期は2週間の追加
・形状は平打ち、平甲丸、内側模様は加工可、甲丸は加工不可
・素材はK18は可、プラチナは不可
・七宝の色は白か黒のみ
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Memento mori
( Men’s : ¥120,000 / Women’s : ¥120,000 )
オーダー基本料(結婚指輪) × 2 | ¥200,000 |
幅を2㎜→3㎜に変更 × 2 | ¥40,000 |
Total | ¥240,000 |
※表示価格は税抜きです。
※金価格高騰のため、K18は追加料金がかかります。(時期により変動)
詳細は右上のMENUバーからPRICE(料金表)ページをご覧ください。