【 オーダーメイドの指輪を作る過程 】
HPの公開からから3年が過ぎ、これまで作った指輪とHPの内容を使って3つ折りのリーフレットを作りました。
前回のマリッジリング動画と同じように長くなったので、画像のリーフレットができるまでを全2回に分けて説明していきます。
リーフレットを作ろうと思ったきっかけ
普通の宝飾店はオープンしてすぐにリーフレットやパンフレットを作ってご来店のお客様に配ったり、店頭に並べたり、ポスティングしたりすると思うのですが、HPや指輪の制作で忙しく印刷物にまで手が回っていませんでした。
ブログ「#077 店舗移転について」で書いたように最近、新しい場所に移転しました。
以前に入居していたビルの取り壊し時期が近づいた時に不動産の会社から写真のような封筒に入ったA4のカバーレターと移転先候補のチラシが届きました。
コンタクトフォームには全く関係のない営業や広告のメールがたくさん届きますが、タイトルを読んで関係がなさそうなら中身は見ません。フィルターを設定していますが、コンタクトフォームから送られると防げないようで届いた後に迷惑メールとして登録しています。
アナログな営業方法ですが、封筒に入っていてこちらに関係のある内容だったのでたくさん届く営業のEメールに比べて悪い印象を受けませんでした。
準備期間から3年ほど経ち、指輪やHPなどはある程度でき上ってきました。
来年からはどうやってお店を知ってもらうかに力を入れて行こうと思っています。
結婚指輪のお店では
・人通りの多い場所にお店を出す。
・検索で上位の上位表示を目指す
・リスティング広告を出す
・ゼクシィなどのウェディング関連のプラットフォームにNET広告を出す
・結婚式場などと提携する
・SNSでフォロワーを増やす
・百貨店や小売り店で扱ってもらう
・ネットショップに出店する
などでお客様に知ってもらう方法が多いと思います。
この中で結婚式場などのブライダル関連会社と提携して送客してもらい、指輪の商談が成約した場合にその会社にインセンティブを支払うという方法は割と知られています。
ただ、ブライダルの会社には指輪だけでなく、そういった営業の話は沢山きているはずなのでメールや電話、直接の訪問は対応する必要があるので場合によっては迷惑だと思います。
なので、受取る側の立場になってみても、相手に悪い印象を与えずにお店を知ってもらうのに自社商品に興味のありそうな会社だけに選んでチラシを郵送するという営業方法はいいかもしれないと思い、リーフレットを作って発送することにしました。
この方法なら受け取る側は中身を見て持っておいてお客様に見せるか、捨てるという2択で済みます。
調べてみるとリーフレットと封筒や切手、発送先を調べて貼るラベル代を予算もそこまで高くなかったことも制作の決め手です。
リーフレットのサイズと枚数を決める
リーフレットは印刷会社によっては折りパンフレットと呼んでいます。
改めて調べてみると、リーフレットとは「1枚の用紙から作られており、2つ折りや3つ折りにしたもの」で、パンフレットとは「1枚の紙とは限らず、複数枚の紙を綴じることで制作されたもの」ということのようです。
今回は金額が安いリーフレットを作っていきます。
まずは持っていたリーフレットを参考にどういったデザインにするか考えます。
大きい会社などが作っているので伝えたい部分を上手くまとめてあって参考になります。ジュエリーだけでなく、カバンや靴の修理店のリーフレットもあります。
用紙のサイズ、折り方もいろいろあるのでどうするか悩みました。
5つ折りのものもあってたくさん情報を載せられていいなと思って印刷会社をしらべるとその仕様はなく、2つ折り、3つ折りがほとんどでした。
A4用紙を巻き三つ折りにしたリーフレットが手元にあったので今回はイメージをつかみやすいこの形で作ることにしました。
仕上がりはA4 1/3、6ページ、巻き三つ折りという形になります。用紙の種類、厚さは後で決めます。
A4用紙の両面にお客様に伝えたい事をまとめて収めるので内容は何度も推敲(すいこう)します。
リーフレットを作る会社をNETで調べて価格などを比較して、TVでCMをしているプリントパックさんに注文することにしました。
調べてみるとどの印刷会社も数が多いほど1枚当たりの価格は下がります。
リーフレットを発送する東京、神奈川、埼玉、千葉の結婚式場などのブライダル関連会社をグーグルMAPで検索してみると約1500件ほどありました。余るかもしれませんが、それに合わせてリーフレットも1500枚注文します。
リーフレットのサイズと枚数が決まりました。
送るのに必要なものは同じ枚数の
・封筒
・切手
・カバーレター(A4用紙1枚)
・発送先シール
となります。
リーフレットはデータ制作に時間がかかるので先にこちらを注文しておきます。
封筒に関しては最初は安い無地を買って表面に発送先シールを張って裏面には発送元に自社のスタンプを押す予定でした。
A4用紙を三つ折りで入れるなら寸法が 125×235㎜の長形3号(長3)がいいようです。アスクルでは封の部分にシール付きで安いと1000枚で3000円以下もありました。
印刷会社で調べてみるとモノクロで片面にプリント入れるだけならリーフレットと同数頼んでもテープ付きで12000円位でした。
封に糊付け、無地の封筒を買ってズレないようにスタンプで押す手間を省くためとお店のロゴも入れたかったのでこれも印刷会社さんにお願いしました。
データはテンプレートがあったので入稿は簡単です。
このブログを公開する前にカバーレターを三つ折りにして、リーフレットと一緒に封筒に入れて約1300セット作りました。
この作業だけでもだいぶ時間がかかったので、封筒は住所印字ありとテープ付きにしてよかったです。
カバーレターは「営業 手紙 見本」などで検索するとどういったものがいいか書き方も出てきます。
A4サイズで枚数はリーフレットと同じだけ頼んでおきました。文字だけなのでエクセルをPDF保存で入稿なのでリーフレットよりも簡単です。調べてみると一番薄い紙なら1500枚で4000円しませんでした。
切手は数が多いと割引きになるそうなので発送直前に郵便局で聞いて買います。
割り引きナシなら切手1枚84円が1500枚なので、これが今回一番高い出費になります。
送り先住所はラベルシールを使います。
画像のラベルシールはA4サイズ・24面 1袋(22シート入)が一袋528枚入っているのでこれを3袋買います。
A-ONEという会社のラベルシールは「ラベル屋さん」という専用のフォーマットを無料でダウンロードして使うことができます。
これでリーフレットが届いたら住所シールを作って、封筒に張ってカバーレターも入れて発送という流れになります。
発送先住所を作るときはグーグルマップの住所は間違っている、移転、閉業している場合があるのでHPの住所を確認してからまとめていきます。これも作業時間は大分かかりました。
リーフレット制作②ではリーフレットのデータを作って印刷会社に注文してから届くまでを説明していきます。
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