アンティークでよく見るスカラベのトップが回転する指輪を作りました。
スカラベは糞を転がして球体を作るので古代エジプトでは太陽の運行を司る太陽神と同一視された甲虫で、指輪以外にも護符や装身具のモチーフとしてよく用いられます。
腕の幅は3㎜、スカラベのトップパーツは縦7㎜、横11.5㎜、高さ4.5㎜で裏面には直径1.5㎜の宝石が16PC留まっています。
古代エジプトでは写真のような表面にスカラベ、裏面にヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)を彫った宝石のトップが回転するスカラベリングを身に着け、腹部に彫ったヒエログリフを裏返して商談や契約の際に印鑑や身分証明として使っていたそうです。
2つの接続点があって回転できるようにした仕組みの事はスイベル(Swivel)といいます。
このスカラベの指輪は結婚指輪スイベルのアレンジ見本として作りました。
この指輪は腕のバネを効かせた状態でパーツは片側を外れないようにかしめて固定、
もう片側は外れるようにしてあるので指の関節が出ていても根本でフィットさせることができます。
写真の指輪のスカラベ模様は手彫りですが、CADで模様として入れれば追加料金はかかりません。
石留めも原型の段階で石座を作れば石留め代は彫り留めの半額の1PC当たり¥1,000です。
トップパーツの縦のサイズは指輪の幅と同じ3㎜から、
横のサイズは見本より小さく(狭く)制作可能です。
Scarab / swivel
オーダー基本料(結婚指輪) | ¥100,000 |
幅を2㎜→4㎜に変更 | ¥40,000 |
スイベルリングに変更 | ¥20,000 |
Diamond φ1.5㎜×16PC | ¥22,400 |
(GOOD・SI ¥1,400/PC) | |
脇石留め ¥1,000×16 | ¥16,000 |
Total | ¥198,400 |
※CADで作った場合の金額でトップパーツと腕を足した重さを「指輪の幅㎜への変更」として計算しています。
スカラベタイプはトップの幅が6㎜、腕の幅が3㎜→腕の幅4㎜への変更で計算。
トップパーツの大きさ、宝石の大きさと数によって金額は変わります。