①何のお店にするか決める
②他店の事を調べる
③どんなお店にするか決める
④HPの中身を考える
⑤オーダーサンプル
⑥結婚指輪サンプル
⑦婚約指輪サンプル
⑧加工工程サンプル
⑨お店の特徴を考える
⑩オーダーの流れまで終わりました。
次は指輪の制作方法の説明です。
お店の特徴の2番目「幅広いデザイン提案を可能にする4つの制作技法」の内容を詳しく書いていきます。
加工工程のサンプルで4つの基本デザインと4つの制作方法を絡めたサンプルを作りました。
それぞれの指輪に作り方で意味を持たせるようにしています。
流れとしては
・4つの制作技法が選べる
・4つ技法とそれぞれ出来た指輪の説明
1、鍛造
2、WAX原型/鋳造
3、シルバー原型/鋳造
4、CAD・樹脂原型/鋳造
・制作技法を生かして指輪に意味を持たせる
という流れで説明していきます。
制作工程の流れはオーダーでどんな指輪が作れるかの見本にもなっています。
指輪の制作方法はまずは製作方法が4つあることとどんな種類か書きます。
それから
「制作方法の違いを分かりやすく説明するために
4つの制作技法それぞれを使って4つの基本デザイン、
スタンダード、ツイスト、ヒストリカル、パターンで
加工の流れがわかるサンプルを作りました。」
と書いた後に4つの制作技法の加工工程と基本デザインで作った指輪の一覧を載せます。
まずは鍛造から説明していきます。
制作技法の加工工程を上にして左に制作中の写真、右に出来上がった指輪の写真にどの基本デザインを使っているか分かるように文字を入れます。
他の3つも同じレイアウトで説明していきます。
鍛造の説明なら「紀元前からある伝統的な」という言葉を入れて職人が1つずつ手作りという魅力が伝わるように書きます。
鍛造は地金が締まるので鋳造より強度があると書いてあるサイトもありますが、そうすると鋳造が劣っているように見えるので4つの制作技法どれもが優れているように書いていきます。
そのあとに基本デザインはなぜこのデザインにしたのか、意味を持たせたデザインである事を書きます。
できるだけ簡潔に説明して次の説明に行きます。
ちなみにCAD・樹脂原型/鋳造はパソコンで原型データを作って3Dプリンターで原型を造形、鋳造して指輪を作る方法です。
手作りの鍛造とは真逆の位置にあり、ハンドメイドにこだわるお店のホームページではネガティブな情報が書かれていることがあります。
お客様がそういった情報を読んでからホームページを見ているかもしれないので長所には「最先端の制作技法で・・・」「人間の手では難しい複雑で細かいデザインを精密に作ることができます。」という文章を入れました。
手作りができないわけではなく、できる上で難しいデザインを作るために取り入れているという事を説明します。
制作工程の写真はパソコンの制作画面をスクリーンショットで撮影しました。
思考錯誤している部分も見せるためにあえてゴチャゴチャした状態にしています。
4つの制作方法の説明が終わったら「4種類の制作方法を生かして同じ原型や同じ型からとった貴金属を交換、分割するといった「意味」を持たせることでシンプルな形でもお二人にとって特別な指輪を作ることができます。」という文章で締めます。
制作工程を説明する意味は
・技術力がある事も強調
・オーダーで何ができるかの事例
という事と
・作る過程で指輪に意味を持たせるようにしている
ことを伝えるためです。
結婚指輪でお客様がそこまで複雑なデザインを希望されることは稀でシンプルな甲丸リングをご希望される方もいます。
そうなったときに
・海外の一流ブランドの既製品
・とにかく安い量産品
・お客様自身が作る手作り結婚指輪
など、どのお店でも作れるデザインでどうすればオーダーメイドを選んでもらえるか。
手作りで世界に一つはどこも考えているので制作方法で違いを出す事を考えました。
・鍛造なら同じ地金板から
・WAXなら同じチューブワックスから
・SV原型、鋳造なら
同じゴム型からワックスパターンを分割
・CAD・樹脂原型/鋳造なら
同じデータと樹脂原型を分割
という風に4つから選ぶことができて、どれでも元の素材や原型が一緒で2人で同じものを共有するという「意味」を指輪に与えることができます。
オーダーで作れば世界に一つは当たり前ですが、制作方法で指輪自体に意味を持たせるアイデアを分かりやすく提案すれば、お客様の心に響きそうだと思ったのでトップページに制作方法の詳しい説明を入れました。
それから最後に制作工程で出来た原型、ゴム型などはレイアウトしてお渡しするという文章も入れました。
万が一、紛失したときの保険という意味で今まで勤めていたお店でも渡していました。
ただ、袋に入れているだけだったので小さい箱に入れてインテリアのように飾れるようにしようと思っています。
画像は以前に知人の依頼で作った結婚指輪のシルバー原型、ゴム型をアクリルケースに入れたものです。
まだ事例がないのでホームページには詳しく書いていませんが、こういった風にお客様にどんなテイストがいいか聞いて結婚式でも飾れるようにして指輪と一緒にお渡す予定です。
これで5、指輪の制作方法が終わりました。
次は6、金額、納期についてを説明します。
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