ハンドメイドは「手作り」の技法に限定して作る結婚指輪です。
結婚指輪の見本として幅2.5㎜の白色地金の30本を作りました。
オーダーメイドでは複数のパーツで出来た複雑な形状、細かい模様、左右対称さが求められる多角形の指輪、指のサイズに合わせて均等に宝石を並べるエタニティリングなどはCADを使ったデジタル技法で作っています。
この対になる彫金技法(鍛造)は紀元前からある最も基本的な作り方です。
「ハンドメイド」では地金板を直接加工する彫金技法(手作り)に限定して原型を作っています。
Accent
シンプルな幅3㎜の甲丸リングも画像のようにカット面の形を変えて増やすだけでイメージはガラッと変わります。
デザインのアクセントとしてヤスリで面を付けた部分は目立つように鏡面仕上げ、甲丸部分は艶消し仕上げにしました。
ヤスリで面を付けるだけでなく、腕をカーブをさせるとより個性的になります。
写真の指輪は
・U字
・M字
・横S字
・V字
・正面から見てハート
・正面から見て無限大(∞)
と6種類のカーブで作ってあります。
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今回作ったHandmadeの原型は真鍮棒からまとめて30本を
3種類のデザインに分けて作りました。
1、仕上げ(テクスチャー)がメインで宝石は中心に1ピース留まった指輪
2、宝石を3石以上使ったテクスチャーはシンプルな指輪
3、宝石を3石以上使ってV字カーブさせた指輪
の3種類です。
1のテクスチャーメインの指輪は先端工具や鏨などを使って模様をつけています。
2の宝石を3石以上使ったストレート腕の指輪はヤスリを使って成形して宝石は地金を直接削って固定する「彫り留め」という技法で留めています。
シンプルな指輪も宝石を1列に並べる、等間隔で空ける、 ランダムに並べるなど留め方で雰囲気が変わります。
宝石を3石以上使った2の指輪をカーブさせたのが3の指輪です。
写真のようにカーブさせることでデザインに動きも生まれます。
中石ダイヤモンドが留まった婚約指輪との重ね付けする場合には石座に合わせてカーブを作ります。
この30本は手作り技法で作ることができる指輪の一例です。
オーダーメイドでは幅、テクスチャー、形状、宝石の種類と留め方、地金素材の組み合わせだけでなく、コンビリングへの変更なども可能ですのでご相談ください。