結婚指輪のデザインで定番の「ミルグレイン」はラテン語で「千の粒」という意味で、連なった小さい粒は永遠や長寿などを表すと言われています。

このミルグレインの入った結婚指輪サンプルとして初めはセンターミルとサイドミルの2本を作りました。

結婚指輪ローレル＆ミルのミルグレインは手打ちではなく、デジタル技法で原型に模様として入れて地金になってからミル鏨(タガネ)を使って粒を軽く押さえて形を整えています。

手打ちミルは1列あたりの別料金がかかりますが、CADでは模様のデータを作るだけで手間がかからないので追加料金もかかりません。

今回の2本の指輪は地金板から原型を作る手作り技法で作りました。

まずは平打ちリングを削って甲丸リングを作ります。

センターミルは指輪の中心に糸鋸で一周溝を入れてから自作の鏨を使って一粒ずつミルを打っていきます。

小粒で繊細なミルグレインも人気がありますが、結婚指輪として長く使う事を考えて模様が消えずらい大粒のミル打ちにしました。

サイドミルも作業は同じで両側に溝を入れてミル打ちをしていきます。

ただ、片側に壁がないと微妙にミルグレインが横にズレることがあるので、2本の平打ちリングで挟んで真っすぐミル打ちができるように工夫してあります。

仕上げは艶消しで指輪の幅は2.5㎜、センターミルの透明石の直径は1.5㎜、サイドミルは1.0㎜が留まっています。

ミルは鏨から作っているので 粒の大きさも変更することができます。

オーダーメイドではミル打ちのしていない地金表面部分を別のテクスチャーにしたり、 幅、石留め方法、宝石の個数なども変更可能です。

現在はサンプルを追加して全10本をご用意しています。

Milgrain

宝石なし(2段目 左・中央・右)

ダイヤモンド1PC入り(1段目左、4段目左・中央・右)

ダイヤモンド7PC入り(1段目右)

ダイヤモンド1PC入り / 内外コンビ(3段目左・右)

※ミルは手打ちではなく、CADで作った場合の金額