ジュエルクラフト東京

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オーダーメイドの指輪を
作る過程#094
結び目リング②

ノットリング2-0
結び目リングに新型を追加しました。

前回はこちら

 

ノットリング2-27
それに合わせて結婚指輪のヘラクレスノットもWAX原型から作ったタイプをCADで作り直したので、今回はこの結び目リングが完成するまでを説明していきます。

 

結び目リングの作り直し

ノットリング2-21
写真の指輪は以前に公開した結び目リングで全部で9本作りました。

 

ノットリング2-20
元々はヘラクレスノットの結婚指輪を1.5㎜の角線、丸線ワイヤーWAXで作っていました。

指輪の腕の幅は3㎜、トップの幅は8㎜もあり、結婚指輪として日常使っていても邪魔にならないサイズ、他の結び目リングも提案できないかと考えて1.5㎜の丸線で先ほどの9本の指輪を作りました。

ヘラクレスノットの結婚指輪も9本に結び目リングもワイヤーワックスで作っています。

ワイヤーワックスは細いので無理に力を加えると千切れてしまうので紐で結ぶようには作ることができす、固く結ぶことができないので左右非対称な形になりがちで鋳造すると歪みも出ました。

完成形を見てもやはりイマイチと感じたのでCADで何本か作り直すことにしました。

 

ノットリング2-9
まずは画像のように幅違いで4種類を平面上で作りました。

 

ノットリング2-24
この状態から重なり合ったパイプの高さをを結び状に見えるように上げ下げしていきます。

CADで作り直した理由としてはワイヤーワックスの最細は1.0㎜ですが、0.7㎜など0.1㎜単位で調整できることがあります。このワイヤーの径を細くできれば幅も細くなります。

他にも

・結びの高さを普通の結婚指輪のように2㎜以下に抑えることができる
・結び目の隙間を埋めて強度補強ができる
・隙間を埋めた部分には刻印を入れることができる
・データで原型を作っておけば注文ごとに微調整が可能

など、細かい部分で調整がCADなら可能です。

 

ノットリング2-9
まずはヘラクレスノットと左端のケルティックノットのデータを作りました。

左端のケルティックノットはキャリックバンド(CARRICK BAND)とも呼ばれ、ヘラクレスノットと同様に様々な呼び名があります。

 

ノットリング2-10
最初は結び目部分だけを4種類作ろうと思っていましたが、結婚指輪のオーダーで考えた場合に最もおすすめの結び目はヘラクレスノットとキャリックバンドなので、この2つを幅違いで2つずつ作ることにしました。

まずは3㎜幅に収まるように2種類を作りました(イラスト白色)。

レディースも同じ形でもいいのですが、オーダーでは結び目部分の大きさや形を変更できることが伝わるように実際の結び目風に近い形で高さだけ低くして補強板を入れたトップパーツが幅広のデザインも作りました(イラスト黄色)。

 

オーダーメイド ホースシューリング18
結び目部分以外はシンプルな甲丸にするので結び目部分のみのデータを
同じ時期に作っていたCADサンプルと合体させて樹脂造形を制作します。

ノットリング2-14
ワックスパターンの結び目パーツを取り出してワイヤーワックスと合わせて真鍮で鋳造に出します。

 

ノットリング2-15
ノットリング2-13
あとは仕上げてメッキに出して、

 

ノットリング2-4
ノットリング2-5
完成です。

 

HPで公開する

ノットリング2-20
まずはマリッジページのヘラクレスノットを交換します。

 

クラダマリッジリング 追加42
当初はマリッジページのクラダリングのようにワイヤーワックスで作った古い方をHercules knot (classic)、今回CADで作った新しい方をHercules knot (modern)という名前にして2つに分けようかとも考えました。

ただ、今回のCADデザインのほうが結婚指輪としては日常で使うのに邪魔にならず、おすすめの形なので古い画像との差し替えにしました。

 

ノットリング2-27
こちらが新しいヘラクレスノットリングです。

 

ノットリング2-21
続いて以前にWORKS投稿した結び目のメイン画像も差し替えます。

 

ノットリング2-26
こちらはヘラクレスノットとキャリックバンドを並べた画像にしました。

 

ノットリング2-28
これに合わせてフォトギャラリーページは画像のように変更しました。

 

まとめ

ノットリング2-0
結び目リングについては以上です。

CADで原型データを作ったので実際のご注文が入ったときに細かい部分まで対応できるようになりました。

 


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